オランダ 大洪水から70年
アムステルダム市内を散歩していると、この写真の様に ’傾いた家’ をよく見かけます。
以前 使わせて頂いた知り合いの家が傾いていました。
身体で感じるほどの傾きではありませんでしたが、物を落とすと転がって面白かったです😆
面積の26%が海面下レベルの国ですから、地盤が緩いのが原因です。。。
ネットで『世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った』
と言うことわざや、その英語版も目にしますが、
オランダ語は;
"God schiep de aarde, behalve Nederland, want dat deden de Nederlanders zelf"
直訳すると;
『神は地球を創造した、オランダ以外を、だってオランダ人はそれを自分たちでやった』
( *他に、日本語訳に近いのもある様ですが。)
ことわざ通り、水と戦ってきたオランダ。
今日は1953年1月31日から2月1日にかけて北海沿岸で発生した洪水災害から70 年。
2000人近くの死亡者が出たオランダでは、大きなニュースになっています。
強力に発達した強いアイスランド低気圧(いわゆる『冬の嵐』)と大潮の日が重なったことで、北海沿岸で高潮と暴風波浪による大規模な被害が発生したそうです。
被害があったのはオランダ南西部の州 Zeeland (ゼーランド)で、
地図の赤い場所が洪水なった場所だそうです。
東日本大震災を思い出しますね。。。
この大災害を機に、大堤防の建設が計画され実行されている様です。
https://www.government.nl/topics/delta-programme
最近は海面の上昇で、この堤防で十分か?問われている様ですが、、、😅
それにしても、これだけ地盤の緩いオランダが『地下』を使い続けるのには驚きです。
写真は、最近完成したアムステルダム中央駅 地下の駐輪場。
あまりの広さに、プラットホームまで行くのにだいぶ時間がかかる!とのコメントも🤣
Fietsflat ( fiets= 自転車) と呼ばれて今まで使われていた地上の駐輪場は
取り除かれる様で、駅前の景色がスッキリします!
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。